LPC1768にはVUという5Vを出力するピンがあります。
ピン番号39ですね。
今回はこのVUから出力できる電流を増やします。
まず、回路図を見てみますと、
https://developer.mbed.org/media/uploads/chris/mbed-005.1.pdfより、
以下の回路がUSBの電源、VBUSより接続されています。
IC FPF2123が接続されており、また、電流のIlimが460 mAであることが示されています。
ここで、FPF2123のデータシート見てみます。
http://www.onsemi.jp/pub/Collateral/FPF2125JP-D.pdfの、p10にRsetと遮断電流の関係、また表が記載されています。
先ほどのLPC1768の回路図では Rset=1 kΩであったので、遮断電流 Ilimは、
より、なるほど確かに遮断電流は460 mAです。
また、データシートより、遮断電流を上げるには、Rsetの抵抗値を下げればよいということが分かります。
今回はとりあえず、1 A程度まで遮断電流を上げたいので、Rset=460 Ω 以下にします。
既にある1kΩの抵抗に並列でつけるので、800 Ωの抵抗を付加します。
LPC1768のRsetは以下の場所にありますので、そこに800 Ωの抵抗を載せればOKです。